東日本大震災

早くも1ヵ月が経過しようとしていますが、未だに事態は現在進行形で予測不能の状態にあり、被災地の方々も不安で仕方がないのではないかと思います。

地震津波という天災で壊滅的な被害に加えて、原子力発電所の非常事態という深刻な問題が、今回の震災を強烈に印象付けています。特に、日々報道されている原発の問題に関しては、世界中からその動向を注視される大問題に発展しています。自分の身近でそんな状況が繰り広げられていたら、平時であっても落ち着いてはいられないでしょう。

ところで、今回の震災で、僕は改めて日本という国が、狭い国土の中でギリギリの努力をしていたことを痛感しました。電力のことは言うまでもありませんが、たとえば他にも、シリコンウエハーの生産工場が被災し、世界の半導体生産に大打撃を与えるかもしれないという話。スケールの大きさに、驚いてしまいました。

どうなんでしょうね。首都が繁栄するから地方に潤いが分配されるのか、地方の支えがあるから首都の繁栄が成り立つのか。たぶん、そのどちらもなんでしょうけれど、今回の出来事で後者の影響がより前面に押し出された感を個人的には抱いています。

ともあれ、災害が終わらないことには復興の目処も立たないでしょうし、個人的にも不安なのが正直なところなので、一日でも早く原子力発電所の問題が収束することを願っています。